砂埃に児童が歓声
岡崎でラリー学ぶ出前教室
本番では最高時速200キロ
公道を舞台としたモータースポーツ「ラリー」について学ぶ出前教室が14日、岡崎市立奥殿小学校で開かれた。全校児童約80人が参加。ラリードライバーによる特別授業やデモ走行を通じて、ラリーに親しんだ。
国内外の大会で活躍するラリードライバーの新井敏弘さん(56)と、全日本ラリーへの出場経験があるコ・ドライバー(ナビゲーター)の槻島ももさん(29)が来校。ラリーとレースの違いや走る道の種類などを紹介した。速度については「一番出す所で200キロ」と説明。子どもらは予想以上の速さに驚いた様子を見せていた。
運動場では新井さんがラリーカーの運転を披露した。ごう音を響かせながら校庭を走行。カーブに差し掛かった際などには砂埃が巻き上がり、子どもたちから歓声が起こった。教員が助手席に座って試乗する時間もあり、体験した教員は「すごいスピード感」「発進した瞬間に体を持って行かれる感じ」などと感想を述べた。
4年の宇野陽向君(9)は「車が運動場を走り回って、砂埃がすごかった」と笑顔を見せた。
同校によると、「本物」に触れることで、世界の舞台を身近に感じてもらうことが目的。この日は市立下山小でも出前教室が開かれた。 (犬塚誠)