適正利用を呼び掛け
岡崎市消防本部 救急の日にイベント
岡崎市消防本部は「救急(9・9)の日」の9日、同市戸崎町のイオンモール岡崎セントラルコートで、救急車の適正利用を呼び掛けるイベントを行った。
レッサーくんも
消防車両の展示や、消防服の試着体験などを実施。来場者は、救急車や本年度配備された広報車などを見学したり、消防士に“変身”したりして楽しんだ。同本部のマスコットキャラクター「レッサーくん」も来場。写真撮影に応じるなどして触れ合った。この日限定の、レッサーくんをあしらったシールの配布もあった。
大型モニターでは、救急車の適正利用を呼び掛ける動画を放映。「どうする? 救急車」「テキセイリヨウ」などと書かれた紙を手にした消防職員が次々と登場し、市民らにPRした。
同市明大寺町の安田圭吾さん(43)は「出動件数が多いのを見ると、無駄に呼ぶのは良くないと思った」、長男の慎ちゃん(3)は「楽しかった。バイクと救急車が良かった」とそれぞれ述べた。
市内に13台
同本部によると、現在、市内に配備されている救急車は13台。不適切な利用が多くなれば、出動を必要とする市民からの要請に応えられなくなる可能性もある。担当者は「適正利用についての理解が少しでも深まるきっかけになれば」と期待を込めた。 (犬塚誠)