全市民に1500円分
岡崎 農業応援チケット配布へ
岡崎市は10月下旬、市内の産直施設などで使える「おかざき農業応援チケット」を、全市民に1人当たり1500円分配る。8月31日開会の市議会9月定例会に提出する一般会計補正予算案に事業費5億5541万円を計上した。可決されればチケットは10月中に各世帯に届く予定。
品目制限なし
対象は9月1日現在で市内在住の約38万4000人。1人当たり500円券が3枚もらえる。使えるのは市内の産直施設をはじめ、JAの農業用資材売り場や農業関連イベントなど。市内産農産物の購入を想定しているが、品目制限は設けないため、生活用品や一般食品も買うことができる。使用期限は2024年2月末まで。
市農務課によると、物価高騰の影響を受ける農業者と市民双方の支援が目的。市内産農産物の消費向上を通じて農業者の生産意欲を高めるとともに、産直施設などの活性化を図る。品目制限を設けない点については「産直施設に足を運んでもらうきっかけにする狙いもある」と説明する。事業費には国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を充てるため、市の費用負担は発生しない見込み。
中根康浩市長は「『おかざき農業応援チケット』をきっかけに、多くの方に産直施設ならではの新鮮で、安心な農産物をたくさん食べてほしい」としている。
主な利用可能施設・イベントは次の通り。