新形態でスタート
岡崎市美術館 公募展「アートのるつぼ」
岡崎市美術館で19日、新たな形態の公募展「おかざきアートのるつぼ2023(株式会社東海愛知新聞社など後援)が開幕した。初開催の今回は、市内外の3歳から90歳までの幅広い世代の“アーティスト”が出品した絵画や彫刻など235点が展示され、来場者を楽しませている。27日まで。 (横田沙貴)
作品は平面、立体、映像(今回は出品なし)の3部門で募集したが、会場では各部門織り交ぜて展示。絵画やつまみ細工の平面作品、トンボの変態を追った写真、色紙で飾り付けた「海」の書など、作者の豊かな発想が特徴的だ。
また、NHK大河ドラマ「どうする家康」にちなみ、矢作川沿いで集めた流木を材料にした徳川家康像や、愛犬を“殿”に変身させられる衣装やかごなどもある。
市民展を見直し
1973(昭和48)年から行われてきた岡崎市民美術展(市民展)の出品規定や運営方式を見直した。出品者の女性は「美術展というと敷居が高いイメージがあったが、誰でも出せるということで参加した。さまざまな作品に触れていい刺激になる」と笑顔を見せた。
期間中は缶バッジづくりや作品の人気投票を実施。また、26日には土を使ったワークショップ(参加無料、先着順)も行われる。あす21日は休館。