投票で新デザイン決定
岡崎市が初の試み 下水道ふたマンホール
岡崎市は10日、市の下水道マンホールふたの新デザインを決める一般投票の受け付けを始めた。候補は4作品。最も多くの票を集めた作品を採用する。投票は9月9日まで。(犬塚誠)
- 自然と歴史と人々の豊かな岡崎
- 六供配水塔
- テケテケさん岡崎を歩く
- 鳥川ホタルの里
―の4作品のうち、「いつまでも岡崎市民に愛される」と思う1作品に投票する。モチーフとなっているのは、岡崎を象徴する風景や生物など。①は矢作川や花火、②は市の景観重要建造物である六供配水塔、③は市の鳥・ハクセキレイ、④はゲンジボタルがそれぞれあしらわれている。
新マンホールふたは来年度から設置される。市内には約5万カ所の下水道マンホールがあり、更新や新設に合わせてふたを替える。現在、市には7種類のマンホールふたがあり、今回決定するデザインは8種類目となる。図案は市内外の20〜50代の男女が考案。今年5〜6月の公募で寄せられた全404点から、有識者による委員会が審査し選んだ。
対象は、市内在住・在学・在勤者。投票はあいち電子申請・届出システムのほか、市下水工事課(市役所西庁舎5階)の投票箱などでもできる。結果は、10月20日の市の下水道事業100周年記念式典で発表する。
同課によると、市の下水道事業100周年をきっかけとした取り組み。普段は気に掛けることの少ない下水道に目を向けてもらう狙いがある。投票によるマンホールデザインの決定は市では初めて。担当者は「これからの100年に向けて、皆さまの1票をお願いしたい」としている。