岡崎出身の林美希さん U20アジアで頂点
陸上100メートル障害七種は2位
中京大学附属中京高校3年の林美希さん(18)=岡崎市立翔南中学校出身=がこのほど、韓国で開かれた陸上U20(20歳以下)アジア選手権の女子100メートル障害で優勝した。7種目の総合得点を競う女子七種競技でも2位に入賞。「初めての国際大会で結果を残すことができ、いい経験になった」と振り返る。 (犬塚誠)
100メートル障害決勝のタイムは13秒64。海外選手の気合の入れ方に圧倒されながらも、日頃から鍛える上体や尻の筋肉を武器に実力を発揮した。100メートル障害、砲丸投げ、走り高跳び、200メートル走、走り幅跳び、やり投げ、800メートル走を2日間で行う七種競技では5095点を記録した。日本人選手の中では高めとなる169センチの長身を生かし、各種目で着実に点数を重ねつつ、得意の100メートル障害で一気にポイントを上乗せした。
高校総体は2冠2連覇
5、6の両日に北海道内で行われた全国高校総体(インターハイ)でも100メートル障害と七種競技に出場。昨年に続いて共に優勝を果たし、「二冠二連覇」を達成した。最近は「前回覇者」として見られることもあるが、過度にストイックになることなく、楽しみながら競技に取り組む姿勢が強さにつながっている。
今後は種目絞る
「将来はハードルでいきたい」と語り、今後は100メートル障害に絞って国際大会出場を目指す。
来年のパリ五輪出場については「まずは12秒台を出さないと」と冷静に分析。2026年に愛知県内で開かれるアジア競技大会や28年のロサンゼルス五輪出場を当面の目標としている。