昨年以上の打ち上げ数
きょう 夏の風物詩「花火大会」
岡崎の夏の風物詩「岡崎城下家康公夏まつり第75回花火大会」(岡崎市、一般社団法人岡崎市観光協会主催)がきょう5日午後7時〜8時30分、市内中心部を流れる乙川と矢作川の両河畔で開かれる。NHK大河ドラマ「どうする家康」の放送に沸き立つ今年の岡崎。徳川家康ゆかりの三河花火など約1万5000発(市発表)が、夏の城下を彩る。 (犬塚誠)
正午、午後3、6時、6時15分、6時30分に号砲を鳴らして開催を周知する。オープニング前の6時20分ごろからは、岡崎観光伝道師の音楽グループ・H△Gがミニライブで会場を盛り上げる。
カウントダウンを経て、7時に仕掛け花火でスタート。直径320メートルの大輪となる10号玉をはじめとした打ち上げ花火や、息つく間もないほどの連発が見もののスターマイン、左右両岸での仕掛け花火などを楽しめる。菅生神社の奉納花火も並行して行われ、鉾船から手筒花火や乱玉、金魚花火が披露される。最後は「メロディースターマイン」で締めくくる。
有料観覧エリアにはチケットがないと入れない。無料観覧エリアは設けないが、岡崎中央総合公園(中総)にはサテライト会場を設置。市図書館交流プラザ(りぶら)東駐車場2と籠田公園には花火の音を楽しめる飲食出店エリアを開設する。中総、りぶら、籠田公園はいずれも入場無料で、ビジョンカーやキッチンカーが来場する。キッチンカーは有料観覧エリアにも出店する。今年はテレビ愛知が地上波で生中継するため、自宅でも花火大会気分を味わえる。ケーブルテレビミクスとエフエムEGAOも生中継する。
観光協会によると、今年は多数の協賛があったことから、打ち上げ規模は「昨年以上」。有料観覧エリアは全席指定としたため、場所取りのために炎天下で長時間待機する必要もなくなった。担当者は「例年並み以上の花火を打ち上げられることに感謝している。伝統ある岡崎の花火を快適に見てほしい」としている。
雨天決行。河川敷周辺では5〜10時に交通規制が行われる。