ブドウ狩り きょうから全7園で
岡崎 駒立地区
「岡崎駒立ぶどう狩り組合」に加盟する岡崎市駒立地区の観光ブドウ園7園全てで、きょう29日からデラウェアや巨峰などの収穫を楽しめる。10月10日ごろまで。 (犬塚誠)
7園では20〜30品種を栽培。8月下旬までは小粒で甘みの強いデラウェア、8月20日ごろからは大粒で香りの強い巨峰系品種が味わえる。鈴木宏誠組合長(52)によると、今季の出来は上々。好天が多かったため日差しから実を守る覆いを掛けたり、温度を下げたりして丹精し、「味の良いブドウができた」という。ブドウ棚の上にはビニールを掛けて雨天対策をしているほか、バーベキュー(要予約)や川遊びなども体験できる。
7園中4園は7月20日に今季の営業を始め、残る3園もきょう29日から営業をスタートする。28日には同市駒立町の柴久園で開園式が開かれ、鈴木組合長は「今年は大変暑く、ブドウ作りに苦労した。消費者にはいいブドウをおいしく食べてほしい」とあいさつした。出席者はブドウのドリンクで乾杯した後、たわわに実った房に手を伸ばし、実を頬張っていた。
今季は新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが、季節性インフルエンザと同じ「5類感染症」に引き下げられてから初めての営業となる。コロナ禍により来場者数が落ち込んだものの、今季は団体予約も増加するなど客足は回復傾向。昨年よりも2万人多い6万人ほどの来場を見込んでいる。
午前9時30分〜午後4時。問い合わせは、同組合(45―5151)へ。