岡崎市役所に不審物
西庁舎を一時封鎖
10日午前7時30分ごろ、岡崎市役所西庁舎玄関前で不審物が見つかった。けが人はなかった。
市庁舎車両管理課によると、不審物は幅30センチ、奥行き20センチ、高さ10センチほどの大きさの段ボール箱。上面の口はガムテープのような物で留められており、その上から「愛なき時代に愛を」と書かれた紙が貼られていた。中身はビニール袋に入った水のような液体だったが、岡崎警察署による調査の結果、危険性はないことが確認された。
7時30分ごろ、庁舎の清掃業務委託先の従業員が同庁舎東側玄関の案内板裏に段ボール箱を発見。危険物の恐れがあったことから職員が西駐車場地下倉庫に移動させるとともに、同駐車場の地下出入り口を封鎖した。現物を確認した職員は同署に通報。市は同庁舎の各出入り口を9時15分ごろから封鎖するとともに、地下倉庫の上階に位置する部署の職員に退避を呼び掛けた。封鎖は午後0時10分ごろに解除された。
7日午後6時ごろの巡回警備の際には異常はなかったほか、現時点で不審者などは確認されていない。市は威力業務妨害での被害届の提出を予定しており、当面は庁舎の見回りを強化するなどして安全確保に努めるとしている。