盆踊りで「えびすくい」
岡崎の夏まつり 来月から順次披露
えーびーすくいー、えびすくいー。NHK大河ドラマ「どうする家康」の劇中で酒井忠次が披露する宴会芸「えびすくい」。岡崎城下家康公夏まつり実行委員会などはこのほど、この踊りから着想を得た音頭を制作した。唄と踊りで徳川家康と家臣団の姿を表現。岡崎の盆踊りの新たな定番として注目を集めそうだ。 (犬塚誠)
タイトルは「えびすくい音頭」で、主に3つの振りで構成されている。エビの体やエビをすくうしぐさを表現した動きのほか、投網で魚などを取って喜ぶ様子、徳川家の紋である「三つ葉葵」をイメージした上と下左右での手拍子などが盛り込まれている。
12番まである歌詞では、家臣の特徴を短いフレーズで表現。「厭離穢土欣求浄土」など、家康の言葉も使われている。詞は岡崎ふるさと歴史教室主宰の市橋章男さんら、振りは実行委員会の本多秀行さんがそれぞれ考案した。
22日に公開練習会
同作の放送をきっかけに、岡崎固有の踊り文化の伝承などを進めようと同実行委などが企画した。今後は22日午後6時から、籠田公園で公開練習会を実施。8月11日に伝馬通りで開かれる同まつりと市民主導のQURUWA夏祭りの共同企画「城下で踊ろう! 盆おどり」を皮切りに、市内の盆踊りイベントで順次披露される。いずれも自由に参加できる。一般社団法人岡崎市観光協会に申請すれば音源CDをもらえるほか、振り付けは無料動画投稿サイト「YouTube」の同実行委公式チャンネルで公開している。
問い合わせは、同実行委(64―5255)へ。