3年ぶりの大舞台へ
三菱自動車岡崎 都市対抗野球出場
三菱自動車岡崎硬式野球部が、7月14日から東京ドーム(東京都文京区)で開かれる「第94回都市対抗野球大会」に出場する。3年ぶり13回目。創部30周年の節目に、岡崎市代表チームとして大舞台に臨む。(犬塚誠)
東海地区予選1位(第1代表)を決めるトーナメントでは初戦で敗退。予選3位の代表(第3代表)を決める敗者復活トーナメントを勝ち進み、本大会の出場権をつかんだ。
流れが変わったのは第3代表トーナメントでの2試合目となるJR東海戦(名古屋市)。9回表まで1-3の劣勢だったが、9回裏に同点に追いつき(3-3)、10回裏に1点を獲得し4-3でサヨナラ勝ちした。今井一智部長(59)は「選手たちの顔つきが変わり、チームが1つになった」と振り返る。その後は勢いを保ったまま第3代表トーナメントの決勝まで進出。決勝は緊迫した試合展開となったが、相手の失策を得点につなげ、1-0で勝利した。
梶山義彦監督(52)によると、主な勝因はエース・秋山翔投手(27)の奮闘。ほとんど失点のない投球で勝利に貢献した。チームとしてもミーティングで各選手が意見を出し合ってきたほか、室内練習場の整備なども追い風になったという。今後については守りだけでなく、得点力の向上をポイントに挙げる。
都市対抗野球での同部の最高成績は、2001(平成13)年の準優勝。梶山監督は「『何としても勝ちたい』という思いでやってきた。この半年は成長を感じることができたので、本大会を通じてますますいいチームになると思う」、主将の荒井海斗内野手(27)は「全員がレベルアップして東京ドームに乗り込み、1つでも勝って岡崎市のことをより知ってもらいたい」と意気込んでいる。
本大会には32チームが出場予定。組み合わせ抽選会は、きょう16日に行われる。