「気候正義」を反映
改定地球温暖化対策実行計画
岡崎市議会一般質問
岡崎市議会6月定例会は12日、本会議を再開。4日目最終の一般質問が行われ、杉山智騎(チャレンジ岡崎)・三宅健司(民政ク)・前田麗子(自民清風会)・佐藤哲朗(民政ク)・野々山雄一郎(自民清風会)・野島さつき(公明)・の6議員が登壇した。 (山本浩禎)
三宅議員が、世界気候エネルギー首長誓約の最近の活動について質問した。
中根康浩市長は「4月18日から2日間、韓国ソウルで東アジア地域の首長誓約に署名している地方公共団体が集まり、さまざまな地域の気候変動について議論、交流し、気候変動に関する経験、知見を共有することを目的としたワークショップが開催された。日本からは本市のほか全国の2市2町が招待され、韓国、中国からも関係者が参加した」としたうえで、「主として先進国が化石燃料を消費してきたことで地球が温暖化し、さまざまな気候変動が起きているが、大きな被害を受けるのは途上国やこの問題に責任のない将来世代であり、この不公平さを背景に、気候変動問題は国際的な人権問題であって、この不正義をただして温暖化を止めなければならないという『気候正義』が強調された。今回改定した本市の地球温暖化対策実行計画に掲げた目標は、まさに将来の世代のために実現しなければいけない気候正義を反映したものだ」と答弁した。
ワクチン予約システム不通の理由
杉山議員が、2021年5月当初に新型コロナウイルスワクチン接種ポータルサイトにつながらない、予約ができない状況が生じた理由について尋ねた。
安藤治樹保健部長は「本市では令和3(2021)年4月末に、令和3年度中に65歳以上に達する約9万4000人に接種券を一斉発送し、5月10日に予約を開始した。当初は希望するワクチン数が確実に供給される状況ではなく、限られた供給数の中で予約枠の設定を行っていた。そのため、予約の希望者数に見合った枠を示すことができず、予約を開始すると数十分で定員に達する状況が続いた。当初、予約開始時刻の午前9時にアクセスが殺到し、同時アクセス数の上限である500に達してしまいシステムへつながらず、予約のできない状況が生じたと認識している」と述べた。