岡崎城天守の眺望確保を
樹木整備行い、ふさわしい景観へ
岡崎市議会一般質問
岡崎市議会6月定例会は9日、本会議を再開して一般質問を続行。加藤学(民政ク)・荻野秀範(自民清風会)・柴田敏光(民政ク)・簗瀬太(自民清風会)・柳賢一(無所属)・鈴木静男(自民清風会)・小田高之(チャレンジ岡崎)・三塩菜摘(無所属)・の8議員が登壇した。(山本浩禎)
加藤議員が、岡崎城天守への眺望の確保に向けた樹木整備についての市の考え方を聞いた。
横山晴男都市基盤部長は「天守への見通しを阻害する樹木については、樹木の状態や特性に応じて適切な剪定や伐採を行う方針だ。歴史的景観となる天守と樹木の見せ方については具体的に定めてないが、公園内、公園周りの近景、公園から離れた遠景に分けて造り込む必要があると考える。岡崎公園は観光、文化財の視点も重要になるので、現在、市の関係部署で組成された『どうする家康』活用推進本部アフター大河戦略推進ワーキンググループで天守へのふさわしい景観を検討していく」と答えた。
林業の担い手育成施策は
荻野議員が、林業大学校や林業アカデミーなどを含め、岡崎市の林業担い手育成の施策や考え方について聞いた。
中根康浩市長は「近郊の農林高校との連携や林業アカデミーなどの参加者に対する国や県の制度利用のPRなどにより、岡崎森林組合をはじめとする本市の林業への就業を推進していく」としたうえで、「岡崎技術工学院には木造建築学科があるので、木材供給の源である、林業をテーマとするセミナーの開催も進めつつ、市独自の林業アカデミーを設置すべきかを検証していく」と述べた。
国1「ほたる橋」交差点の渋滞対策
柴田議員が、国道1号「ほたる橋南交差点」の渋滞対策について聞いた。
中根市長は「名古屋国道事務所によると、右折レーンの延伸をしていきたいが、交差点の西側には山綱川に架かるほたる橋の高欄が近接しているので、後ろに可能な限り伸ばすとともに、交差点をコンパクト化して右折レーンを前に伸ばしていくことも検討したいとのことだ。今年度、業務委託を発注して、この辺りを公安委員会と協議しながら固めていき、少しでも早く工事に着手していきたいとのことだ」と述べた。