エフエムEGAO

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東海愛知新聞

身を守る手段の一つ

ラジオ付き自販機普及へ

災害時や防犯に役立つアイテムとして注目されているラジオ付き飲料自動販売機。6年前に三重県鈴鹿市のコミュニティーFMラジオ局「鈴鹿ヴォイスFM」が始めた取り組みは、全国各地に広がっている。岡崎市を中心とするエリアではエフエムEGAOが設置に関する窓口となっている。 (竹内雅紀)

自販機上部にラジオ機器を取り付け、地震などの災害情報や避難情報といった防災面、地域の不審者情報をはじめとする防犯面の「お知らせ」がスピーカーを通じて流れる。阪神、東日本両大震災などの大規模災害時はラジオを情報源にする人が多く、きめ細かい情報を伝える地域密着のコミュニティーFMの特性を生かした。キャッチコピーは「飲む防犯、飲む防災」。

停電発生時でも約2日間、情報伝達ができるようバッテリーを内蔵。ボリューム最大時は自販機の半径100メートルの範囲内で聴くことができるが、音量調整も可能。屋内外どちらでも設置できる。災害時に流れるのは防災無線が有名だが、災害情報以外は流れず、自販機の方が身の安全に関する多くの情報を届けられるのが利点だ。

メーカーはコカ・コーラ社。設置者側の費用負担(初期費用)はゼロ。場所と電源の確保ぐらいだ。飲料の売り上げの一部がコミュニティーFMに支払われ、自販機設置者には手数料が支払われる。依頼から設置までにはおおよそ1カ月半ほどかかるという。

問い合わせは、エフエムEGAO(55―8763)へ。

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