岡崎市が設置費寄付者を募集
3公園に市産材ベンチ
岡崎市は、十王公園(同市伝馬通5)、奈良井公園(竜美南1)、東公園(欠町)の3園に市内産木材を使ったベンチを設置するために寄付を募っている。寄付額は1脚につき15万円で、消費税や設置工事費、座面交換1回分の費用を含む。 (横田沙貴)
同市公園緑地課によると、市内には約250カ所の都市公園があるが、全ての公園でベンチや遊具といった設備の設置や修繕などを一度に進めるのは困難。そこで、他自治体でも事例があるベンチ設置のための寄付を企画した。市産材を使うことでSDGs(持続可能な開発目標)達成への貢献や森林資源の活用にもつながり、企業の社会貢献活動として参加しやすくなっているという。同課の担当者は「会社にはPRや社会貢献、市民には人生の記念や思い出づくりなどに活用できる」とPRしている。
ベンチは幅180センチ、高さ40センチ、奥行き30センチ。脚部は鉄製だが、座面は同市額田地区で伐採されたヒノキの角材(9センチ×9センチ×180センチ)を使っており座面のみ交換できる。また、寄付者の氏名やメッセージ、ロゴマークなどを記入できる幅21センチ、高さ7センチ、厚さ0.5センチの記念プレートも付く。作成は地域商社「株式会社もりまち」が担当する。設置する公園は希望できるが、園内での置き場所は指定できない。
申し込みは、市ホームページなど配布している申込用紙に記入し、同市公園緑地課へ郵送(〒444-8601、岡崎市十王町2の9、岡崎市役所西庁舎4階)かメール(koen@city.okazaki.lg.jp)、ファクス(23―6559)で送付する。
問い合わせは、同課(23―7406)へ。