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東海愛知新聞

藤井六冠が逆転勝利

6年ぶり登場 第30回岡崎将棋まつり

第30回岡崎将棋まつりの公開対局が2日、岡崎市民会館あおいホールで開かれ、瀬戸市出身で20歳の藤井聡太六冠(竜王、王位、叡王、棋王、王将、棋聖)が佐々木勇気八段(28)に勝利した。藤井六冠の同まつり参加は2017(平成29)年以来6年ぶり。定員900人に1866人の申し込みがあった。

対局は持ち時間15分の早指し戦で行われた。形勢不利だった藤井六冠が逆転勝ちすると、会場からはこの日一番の拍手が送られた。「攻め込まれて、かなりきつい展開だった」と振り返った藤井六冠は「(岡崎の将棋まつりは)過去に2度出演していて、懐かしさもある。このような多くの方の前での公開対局はうれしく思う。(5日からの)名人戦をはじめ、今後も良い将棋が見せられるよう頑張りたい」と述べた。

藤井六冠は午前中のトークショーと家康公クイズにも参加し、自身の対局前には大盤解説も務めた。昼食に選んだ“勝負飯"は城北飯店(同市材木町)の「岡崎美味中華弁当」。同市出身で同まつりの“生みの親"の石田和雄九段(76)は軽妙なトークで会場を大いに沸かせた上で「有意義な30回目だった」と総括した。

西尾市上道目記町の尾藤順子さん(63)は「久々に岡崎の将棋まつりに来た。藤井六冠の成長ぶりにはびっくり。これからも応援したい」、孫の板倉陽斗君(14)は「楽しめた。藤井さんはさすがだと思った」とそれぞれ感想を述べた。

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