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東海愛知新聞

県議選あす告示

岡崎市・額田郡は選挙戦濃厚

4年に1度の統一地方選挙の前半戦となる愛知県議会議員選挙があす31日に告示される。投開票日は4月9日。本紙関係分の3選挙区のうち、2つの選挙区で無投票の公算が大きい。 (横田沙貴)

岡崎市・額田郡選挙区(定数5)では6人が立候補を予定している。

自民党は現職の中根義高氏(50)と新海正春氏(71)を擁立。公明党県本部が両者を推薦する。自民党員の園山康男氏(58)は前回に続き党の公認が下りず、無所属で勝負する。

国民民主、立憲民主両党系議員らでつくる県議会会派「新政あいち」現職の鈴木雅登氏(52)は今回、立憲民主党公認で選挙戦に臨む。3期で勇退する現職西久保長史氏(68)の後継となるトヨタ労組出身の山口健氏(54)は新政あいちの推薦を受け、無所属で戦う。

また、昨年夏の参院選で議席を獲得し、国政政党となった参政党が、飲食店経営の近藤潔氏(56)を送り込む。

議席の保持を目指す現職4人と現職の後継1人に、新興勢力の新人1人が挑む構図になりそうだ。

■豊田、西尾は無投票の公算

豊田市選挙区(定数5)は、現職では自民党の鈴木雅博氏(43)と神谷和利氏(62)、公明党の加藤貴志氏(49)、新政あいち推薦で無所属の桜井秀樹氏(62)の4人が立候補の意向を示している。

また、3期務めた樹神義和氏(54)の後釜として国会議員秘書経験13年の新人阿部洋祐氏(38)が新政あいちの推薦を受け、無所属での出馬を表明している。

ほかに目立った動きはなく、前々回(2015=平成27=年)以来の無投票の可能性が高いとみられる。

西尾市選挙区(定数2)は、自民党現職の山田高生氏(52)と、2期務めた現職渡辺靖氏(65)の後継として、重徳和彦衆院議員(52)の秘書を10年務めた藤原聖氏(39)が、新政あいちの推薦を受け、無所属での立候補を表明している。現新1人ずつ以外に立候補を表明している人はいない。無投票になれば07年以来16年ぶりとなる。

新型コロナウイルス感染症の影響を受ける状況下での県議選は初めて。県内の感染状況は落ち着きを見せつつあるが、前回(19年)とは異なる選挙活動を強いられることになりそうだ。

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