求人文章にAI活用
オカビズ 副センター長候補を募集
岡崎ビジネスサポートセンター(オカビズ)が、副センター長候補となるビジネスコーディネーター(相談員)を募集している。求人チラシや案内の文面やキャッチコピーは、AI(人工知能)が文章の自動生成などを行うサービス「ChatGPT(チャットGPT)」を活用。全国の企業や団体などで、AIが作成した文章やキャッチコピーを使った求人活動は初めて(7日時点、オカビズ調べ)という。(横田沙貴)
定員は1人。1回1時間程度の経営相談に1日当たり5件対応。それに加え、オカビズ主催のセミナーや運営などにも関わる。詳しい内容はオカビズホームページでも公開している。申し込みは、メールでオカビズ採用担当(saiyo@oka-biz.net)に必要書類を送付。4月12日午後5時必着。書類選考とグループ面接(オンライン)、個別面接(対面)を経て人材を決定する。勤務開始は今年11月上旬を予定している。
求人の文章はチャットGPTにオカビズの概要や求人の要項などを入力して作成。「あなたのアイデアが中小企業を救う。オカビズで売上アップのプロになろう!」のキャッチコピーや文章が完成した。
2013(平成25)年開設のオカビズでは、21年10月1日に当時副センター長だった髙嶋舞さんのセンター長就任後、副センター長不在の状態が続いている。また、相談件数は年々増加しているが、さらに新型コロナウイルス禍や物価高騰の影響への対策、NHK大河ドラマ「どうする家康」に合わせた新商品開発などの相談希望が多く寄せられており、相談員自体が不足しているという。
チャットGPTは22年11月に提供が始まり、開始2カ月で利用者が1億人を突破。AIを活用したのは、オカビズは商品や商売などの流行に敏感な人材を求めており、AIの利用はそうした人材の関心を引くと考えた。
髙嶋センター長は「オカビズは産業支援のトップランナーを目指している。一緒に中小企業の売り上げを伸ばすお手伝いをしてくれる人に参加してほしい」と呼び掛けている。
問い合わせは、オカビズ(26―2231)へ。