岡崎市を代表する恒例行事「家康行列」の配役を決める選考会が4日、岡崎市役所分館で開かれた。個人45と団体5の募集枠に対し、158人と8団体の応募があった。50歳未満に限定された総大将・徳川家康役には日本郵便株式会社岡崎東部会の小薗(こその)裕一さん(49)=同市本宿町=が選ばれた。今年の家康行列は昨年同様に開催時期を春から秋に延期している。(横田沙貴)

団体募集枠の家康列に3団体、本多忠勝列に2団体(当日に1団体辞退)、酒井忠次、榊原康政、井伊直政の各列に1団体ずつ応募があった。徳川四天王役の女性選出は2020年(行列自体は中止)以来2度目。

今回最多の19人の応募があった竹千代役には愛知教育大学附属岡崎小学校4年の山本隆ノ介君(10)が選ばれた。姫列も応募が例年より多く、於大の方は13人、築山御前は14人、亀姫は9人、千姫は14人が競った。

家康役の小薗さんは「皆さんの思い出となれるよう、笑顔を絶やさず頑張りたい」と意気込みを語った。

今年のコースは同市伊賀町の伊賀八幡宮から県道岡崎幸田線(電車通り)を南下し、国道1号を縦断し乙川河川敷に到着する約2.5キロ。新型コロナウイルス感染拡大前に比べるとコースは短く、規模も小さい。

家康、竹千代を除く主役級の配役は次の皆さん。

• 酒井忠次=小原守(竜美丘みこし会)
• 本多忠勝=柵木敦雄(岡崎市青年経営者団体連絡団体協議会)
• 榊原康政=緒方稔(トヨタ自動車岡崎の会)
• 井伊直政=山本一乃(NPO法人祭だワッショイ)
• 於大の方=森實仁子
• 築山御前=宮越響子
• 亀姫=小林亜衣
• 千姫=梅村奈央