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東海愛知新聞

こだわり強化し再出発

味噌煮込みうどん専門店「二橋」

岡崎市明大寺町で2020年8月まで営業していた味噌煮込みうどん専門店「二橋」がこのほど、同市滝町に移転オープンした。2年半の休業を経て、素材や味を追求したメニューを提供している。

こだわりのスープには豊田市で作られている桝塚味噌を使用。八丁味噌と同じ原料の豆味噌だが、より癖が少ないのが特徴だという。だしを取るのは菌を付けて発酵させた高級かつお節「本枯節(ほんかれぶし)」で、魚の臭みが少なく深みのある味だとされる。薄く削って香りを引き立たせ、削りたてを提供する。肉や野菜、()といった具材と調味料は三河産の食材を中心に使う。

店主の二橋恭平さん(42)によると、約12年間営業した以前の店では「おいしいものを“足し算”して厚みのある味を目指した」が、毎日でも食べられるようなシンプルな味を追求して“引き算”を試みたという。

昨年10月に生まれ育った滝町で麺なしの「味噌煮込みスープとごはん」のみを提供する店を期間限定で開店。スープの味だけで勝負した。今年1月、満を持して味噌煮込みうどんを復活させた。

二橋さんは「地元食材を取りそろえた。地元の人はもちろん遠方の人にも、この地域の食材のおいしさを味わってほしい」と思いを語る。

午前11時、午後0、1時からの1時間ごとの3部制で、要予約。問い合わせは同店(090―2928―1163)へ。(酒井希実)

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