岡崎の春の風物詩「家康行列」(岡崎市と岡崎市観光協会主催)が、4月8日に岡崎市内で行われる。新型コロナウイルス禍で2020、21年は中止、昨年は時期を秋に変更して規模も縮小して行われた。今回実施されれば4年ぶりに桜の下を歩く豪華絢爛な一団を見られそうだ。現在、行列参加者を募集している。(横田沙貴)

電車通りを南下 乙川河川敷へ

同市観光推進課と同協会によると、今回は行列の規模を昨年(約300人)より拡大するが、コロナ前(2019年=約700人)の規模は下回る見通し。コースは、同市伊賀町の伊賀八幡宮から県道岡崎幸田線(電車通り)を南下。そのまま国道1号を縦断して乙川河川敷に到着する約2.5キロに変更する。ただし、開催日時とコースは新型コロナの感染拡大状況や企画などによって変更する可能性がある。

募集するのは団体応募枠の徳川家康列、酒井忠次列、本多忠勝列、榊原康政列、井伊直政列。個人応募枠は、竹千代、於大の方、築山御前、亀姫、千姫が各1人、少年武者と少女隊各20人。団体応募枠の主役(家康、忠次、忠勝、康政、直政)は乗馬で、於大の方、築山御前、亀姫、千姫の4人は前回同様に人力車で道中を行く。

3月31日時点で市内在住・在勤・在学の15歳以上が対象。その上で、家康役は50歳未満、亀姫と千姫は30歳未満に限る。竹千代、少年武者、少女隊は4月1日時点で小学5、6年生のみ参加できる。

団体応募枠と一部個人応募枠は市役所分館で3月4日午後1時から行われる公開選考会で決まる。

応募は、同協会、観光案内所、同課(市役所西庁舎1階)、岡崎おでかけナビで配布されている申込書に記入し、〒444-0045、岡崎市市康生通東2-47、岡崎市観光協会に郵送か持参する。2月24日必着。

問い合わせは、同協会(64―1637)へ。

団体応募枠の募集人数は次の通り。

• 徳川家康列=家康1人、武将3人、旗持6人、槍隊6人
• 酒井忠次列=忠次1人、武将3人、旗持3人、槍隊6人
• 本多忠勝列=忠勝1人、武将3人、旗持3人、槍隊6人
• 榊原康政列=康政1人、武将3人、旗持3人、鉄砲隊6人
• 井伊直政列=直政1人、武将3人、旗持3人、鉄砲隊6人