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東海愛知新聞

福祉のまちづくり

岡崎 ボラ連40年の歩み紹介

今年発足40年目を迎える岡崎市ボランティア連絡協議会(鈴木ひろみ会長)が主催するイベント「ふれあい岡崎・ボランティアのつどい」が27日、同市社会福祉協議会ボランティアセンターで開かれた。ボランティア活動団員らは「福祉のまちづくり」のために活動したこれまでの歩みを振り返り、今後の活動について考えた。(酒井希実)

会場では40年間のボランティア活動を写真や当時の新聞記事、年表などで紹介。障害のある人が歌やダンスの披露、運営をして地域の人を楽しませる「福祉まつり」、病を患っている人や高齢者が主役の映画を見て必要な支援を考える上映会といった活動を知ることができる。各団体の取り組みや全国的なボランティアの歴史をまとめた資料もある。また、鈴木会長の講演や各団体の代表らによる今後のボランティアについてのパネルディスカッション、意見交換会も行われた。

同会は1983(昭和58)年に市内の16団体で発足。設立者の中根良一さん(75)によると、当時所属していた団体で車椅子を実際に体験し、体が不自由な人の大変さとボランティアの必要性を実感したことがきっかけとなり、「ボランティア団体が協力して多くの人に活動を知ってもらい、参加者を増やしたい」との思いから発足した。

これまでさまざまな状況の人が幸せに暮らせる「福祉のまちづくり」を目指し、情報交換や勉強会をして時代に合わせた活動に取り組んできた。中根さんは「ボランティア活動は生き方の1つ。必要としてくれる人がいて、喜んでもらえると自分もうれしい」とボランティアへの参加を呼び掛けている。

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