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東海愛知新聞

1年かけて楽しんで

大河ドラマ館オープン

NHK大河ドラマ「どうする家康」の世界を紹介する「どうする家康 岡崎 大河ドラマ館」が21日、岡崎公園内にオープンした。また、園内の岡崎城もリニューアルオープンし、多くの来訪者を迎え入れている。共に来年1月8日まで無休。(横田沙貴)

ドラマ館は作中に登場する衣装や小道具の複製品、各登場人物の等身大画像が写し出される「デジタル等身大パネル」などを展示。会場として活用されている三河武士のやかた家康館の収蔵品を用いて、史実の家康と三河武士団について知ることができる。岡崎城は最新技術を使い、岡崎の歴史を学べる内容に展示を刷新した。

この日は早朝から園内に多くの人の姿があり、午前10時にはドラマ館前に約350人の開館待ちの行列ができた。午前6時ごろに公園に到着したという岡崎市北本郷町の高校1年田中信太郎君(16)は「きょうしかない行事が楽しみで来た。『西郷(せご)どん』(2018=平成30=年放送)から毎年大河ドラマを見ているが、『どうする家康』が一番面白い」と言い、期待に胸を膨らませていた。

イッセー尾形さんが登場

オープニングセレモニーでは、中根康浩市長や德川宗家19代の家広さん(57)、同作の鳥居忠吉役のイッセー尾形さん(70)らがドラマ館前でテープカット。中根市長は「ぜひドラマと、岡崎の奥深い歴史を合わせて堪能してほしい」とあいさつ。イッセー尾形さんは初めて訪れた岡崎について「穏やかで、静かで、気品がある。これは忠吉が殿に文句を言って『岡崎に帰りたい』と言ったのもうなずける」と語った。その上で「(ドラマ館は)ノンフィクションとフィクションを行き来する仕上がり。1年かけて楽しんでほしい」と呼び掛けた。

ドラマ館は来年1月8日まで営業。午前9時〜午後5時。入館料は高校生以上800円、小中学生400円。岡崎城との共通の入場券は890円。岡崎城のみの場合は中学生以上300円、5歳以上150円。

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