最新技術生かした展示
21日オープン 大河ドラマ館と岡崎城の内覧会
NHK大河ドラマ「どうする家康」の世界を紹介する「どうする家康 岡崎 大河ドラマ館」が21日、岡崎公園内にオープンする。併せて改装していた園内の岡崎城もこの日開館する。3日後にオープンを控えた18日、報道機関など向けに両所の内覧会が行われた。(横田沙貴)
ドラマ館は園内の三河武士のやかた家康館の建物を活用。ドラマの世界だけでなく、現在に伝わる歴史についても学ぶことができる。ドラマ関連のコーナーでは、主役の松平元康(徳川家康)や瀬名(築山殿)、織田信長らの衣装や小道具などの複製品、岡崎のドラマ館限定の映像、CG(コンピューターグラフィックス)で再現された岡崎の城下町などが紹介されている。また、各登場人物の等身大画像が次々と映し出されて記念撮影ができる「デジタル等身大パネル」もある。
地下階は家康館の所蔵品を中心に展示。ジオラマシアターは「家康が語る 決戦! 関ヶ原」に生まれ変わった。岡崎市出身の俳優平泉成さんが演じる家康が、天下分け目の戦いを語るストーリーとなっている。さらに、2020年度に同市に寄託された徳川家康の書状を地下1階で2月28日まで特別展示する。
また、開館後は毎日午前9時と午後4時に各先着50人に来館記念証をプレゼントする。ドラマ館の営業は来年1月8日までで、無休。
岡崎城は展示内容を刷新。3階では城下町のほかに岡崎の伝統産業についても紹介。石屋などのジオラマに、備え付けられたタブレット端末を向けると、江戸時代の職人や町人などが端末の画面に映し出される展示がある。4階はシアタールームに変更。床面と3つの壁面に投影された映像を通じて、江戸時代と現代の岡崎のまちを見比べられるようになっている。