専門家が歴史深掘り
来年2月 3講座とバスツアー
来年1月8日放送開始予定のNHK大河ドラマ「どうする家康」をより深く楽しむための知識を専門家が紹介する有料イベント「歴史ミーティングおかざきの陣」が2月23日午後1時から、岡崎市図書館交流プラザ(りぶら)で開かれる。前後の22、24の両日には関連イベントとして徳川家康ゆかりの地などを巡る日帰りバスツアー(有料)も企画されている。いずれも大河ドラマ館ホームページで参加申し込みを受け付けている。(横田沙貴)
歴史好きにターゲットを絞った観光誘致の取り組みの一環。今回は3人の専門家が1時間半ずつテーマに沿って、家康や岡崎城などについて深掘りする。有料開催の理由として、市「どうする家康」活用推進課は「無料開催だと市民が参加する比率が高まる傾向がある。有料でも質の高い知識を求めるような市内外の歴史好きに岡崎を知ってもらい、『歴史好きが集まるまち』としてブランディングしたい」と説明する。
当日は、午後1時から「どうする家康」の時代考証を担当した歴史学者の平山優さんが「徳川家康の虚像と実像」、3時から日本城郭協会理事の加藤理文さんが「岡崎城の変遷を読み解く」、5時からは静岡大学名誉教授の小和田哲男さんが「家康を天下人にした徳川家臣団の絆」と題して話す。いずれも先着300人。1講座当たりの聴講料は1000円。複数の講座を聴くこともできる。
22日のバスツアーは「家康公ゆかりの地巡りとドラマ館特別入場」をテーマに、大樹寺や伊賀八幡宮といった家康ゆかりの地と、営業時間終了後の「どうする家康 岡崎 大河ドラマ館」を回る。24日は、「平山優先生と巡る岡崎」と題して、平山さんとともに、家康を苦しめた三河一向一揆の一揆衆に関する寺院を訪ねる。
旅行代金は、22日が8800円(翌日のミーティング1講座分のチケット付き)、24日が1万6800円(前日の歴史ミーティング平山さんの講座チケット付き)。
問い合わせは、名鉄観光サービス岡崎支店(21―0720)へ。