迎春準備整った
岡崎公園 城のすす払いと門松設置
岡崎公園で13日、毎年恒例の新年を迎える準備「岡崎城のすす払い」と大手門前への大門松の設置作業が行われた。
岡崎城のすす払いは1959(昭和34)年から毎年、天守閣の埃を払っているが、今年は岡崎城が改修工事中のため正面大扉のみ行った。グレート家康公「葵」武将隊の徳川家康、本多忠勝、榊原康政、井伊直政の4人が登場し、家康の「すす払い、出陣じゃー!」の号令で作業を始めた。家康以外の3人は、竹のほうきで屋根の埃を払い落とし、雑巾で扉を拭いた。家康は作業終了後、「お客人を迎える準備は整った。来年は岡崎城へ来てくだされ。待っとるぞ」と呼び掛けた。
大手門前では、同園を管理する岡崎パブリックサービスの職員8人が門松を設置。1基につき3本の竹を、上方から7周、5周、3周の3カ所を縄でくくった。土台に土を入れたり、松や梅の枝、ナンテンの実などを飾ったりして高さ約3メートルの大門松2基を完成させた。(酒井希実)