懐かしのパノラマカー
子美博 名鉄特急とジオラマの世界
おかざき世界子ども美術博物館で、冬季企画展「わくわく鉄道博物館2022 名鉄特急とジオラマの世界―パノラマカーを中心に」が開かれている。来年3月5日まで。
愛知、岐阜の両県を走る名古屋鉄道(名鉄)、中でも名鉄を代表する電車「パノラマカー」を中心に取り上げている。運転席が2階にあり、乗車席の先頭が展望席になっている画期的な構造で、1961(昭和36)年のデビューから多くの人を魅了したパノラマカー7000系の開発秘話や変遷を貴重な写真と共に紹介するパネル49枚、さまざまな車両の模型、鉄道雑誌や記念乗車券といった、名鉄特急の歴史が分かる資料が並ぶ。富士山や四季の風景、鉄橋などを電車が走るジオラマ、名鉄提供の実際に使われていた速度計や手動の行き先標示板もある。
展示担当者は「鉄道史の中でもパノラマカーが果たしてきた役割は大きい」と魅力を語り、「実際に使われていた道具などは今回しか出すことができない。地元でよく利用される鉄道で誰もが楽しめるので、ぜひ楽しんでほしい」と力を込める。
午前9時〜午後5時(最終入場は4時30分まで)。高校生以上500円、小中学生100円(市内在住・在学の小中学生は無料)。1月9日を除く月曜と、12月28日〜1月3、10日、2月24日は休館。(酒井希実)