全国2位含むベスト14入り
県立岡崎東高の生徒4人 文書デザインコンテスト
県立岡崎東高校の3年生4人がこのほど、日本情報処理検定協会の「第13回文書デザインコンテスト」で応募総数1563点の中から全国2位をはじめベスト14に入賞した。「身近な環境対策」をテーマに、ワープロソフトを駆使して写真やイラスト、文章をA4サイズの文書にまとめた。(酒井希実)
全国2位に当たる「優秀デザイン賞」に輝いた蒲池くるみさん(18)は「ランドセルのアップサイクル」に注目し、一宮市のカバン工房を取材。ランドセルをキーケースや財布にリメークする過程や商品を、写真を使って紹介している。自身も裁断を体験したことから、デザインに縫い目を取り入れた。「プレッシャーもあったが全国2位をもらえてよかった。全力を尽くせた」と笑顔を見せた。
また、杉下晴音さん(18)、別所南奈さん(18)、安藤光華里さん(17)の3人がベスト14の「審査員特別賞」に選ばれた。杉下さんは「古民家再生」を“輪”のイメージでデザインし、資源の循環や文化の伝承などを表現している。別所さんは、楽しくごみ拾いができるスマートフォンアプリを使用画面の画像と共に紹介し、
気軽さをアピール。安藤さんは、藍染めの色や模様を生かしたデザインで、サステナブルファッションについての企業の取り組みを伝えている。
4人は同校の情報系コース(情報系列)を専攻し、将来はデザインやイラスト、広告などに関わる職業を目指しているという。