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東海愛知新聞

租税教育推進で功績

県立岡崎商業高が国税庁長官表彰

租税教育の推進に功績のあった学校などを国税庁が表彰する「令和4年度租税教育推進校等表彰制度」で、県立岡崎商業高校が最高位の国税庁長官表彰に選ばれた。14日に同校で感謝状伝達式が行われた。

同校は2003(平成15)年から情報会計科の生徒が税理士事務所や税務署へのインターンシップを行っているほか、05年から税理士を招いて現場の話を聞く「租税教室」の開催、同庁主催の作文コンクール「税に関する高校生の作文」には1995年から27年連続で応募するといった租税教育に注力。卒業後は税理士事務所に就職するなど、税に携わる生徒も多いという。

加藤千景校長は「今回の受賞をきっかけに、これまでの商業教育がさらに充実・発展すると確信している」と期待を込めた。

また、同校では3年の白井もえさんが「税に関する高校生の作文」で岡崎税務署長賞を受賞。家族が救急車で運ばれた出来事をきっかけに税の存在意義に気づいたという。「もっといろんな人に税の大切さを知ってもらいたい」と述べた。

国税庁長官表彰は名古屋国税局管内(愛知、岐阜、三重、静岡の4県)では同校のみ。岡崎税務署管内(岡崎市、幸田町)では他に同町豊坂小学校が税務署長表彰を受けたほか、作文コンクールで県立岡崎北高校1年の三浦景子さんも税務署長賞を受賞した。(酒井希実)

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