エフエムEGAO

番組へのおたより・リクエストはこちら 763@fm-egao.jp その他 局へのお問い合わせはこちら info@fm-egao.jp

東海愛知新聞

走るお巡りさん

岡崎署員が児童の下校見守り

岡崎署員で構成する「ランニングポリス」が10日、岡崎市羽根小学校の児童の下校を見守った。管内(同市、幸田町)では初めての取り組みで、“走るお巡りさん”たちがまちを駆け抜けながら、交通安全を啓発した。(犬塚誠)

ランニングポリスは同署の警務、刑事、生活安全、交通、地域、警備の6課の署員計10人で構成。年齢は27〜58歳で、プライベートでもジョギングを趣味とする署員をそろえた。

下校前の出発式では、島崎浩志署長が「ランニングポリスは皆さんの下校を見守りながら走る。交差点などでは手を挙げ、車が来ないか確認しながら外を歩いてほしい」と児童に呼び掛けた。ランニングウエア姿の10人は、県警シンボルマスコット「コノハけいぶ」があしらわれた蛍光色のビブスと「見守りパトロール中」と書かれたたすきを着けて同校を出発し、5人ずつの2班に分かれて下校する子どもたちが交通事故に遭わぬように目を光らせた。見守り後には通学路をジョギングしつつ、標識や標示の状態のほか、遮蔽(しゃへい)物の有無などを点検した。

河合由起子教頭は「お巡りさんに声を掛けてもらうことで子どもたちには意識を高めてもらい、防犯の面で安心する子どもたちもいるのでは」とほっとした表情を浮かべた。

同署交通課などによると、年末にかけて日没が早まるこの時季は、歩行者が交通事故に遭う危険性が高まることから実施。初回の今回は、管内でも交通事故件数が多い羽根学区を選んだ。今後は管内の他の学校でも行う予定という。

ページ最初へ