「士魂商才」モットーに
きょう記念式典 岡崎商業高が創立120周年
県立岡崎商業高校が創立120周年を迎えた。きょう11日午後1時35分から岡崎市栄町の同校体育館で、卒業生の組織・岡崎商友会主催で記念式典が開かれる。「士魂商才」をモットーに充実した教育を続け、市内外で多数の卒業生が活躍している。(大津一夫)
式典には在校生838人と、教職員、卒業生ら合わせて約1000人が出席。商友会の吉川正敏会長の式辞、記念品の紹介、加藤千景校長の謝辞などがある。
式典の後、卒業生で自転車競技選手の鈴木雷太さん(50)の記念講演「スポーツを通じて夢を追いかける事の大切さ」がある。鈴木さんは2000(平成12)年のシドニー五輪MTB(マウンテンバイク)クロスカントリーに日本代表として出場。現在は指導者としても活動している。
また同じく卒業生で幅広い音楽活動を続ける高須昭平さんが、120周年を迎えた母校のために「わかっちゃいない」を作詞作曲。式典には出席しないものの、いつか生徒たちの前で披露したいという。
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県立岡崎商業高校は1902(明治35)年7月、門前町の随念寺で岡崎町立商業補習学校として創立された。その後、町立商業学校、岡崎市立商業学校、市立商業高校、県立岡崎商業高校などと名称が変わり、1962(昭和37)年に現在地に移転した。
現在の同校には国際ビジネス科、情報処理科、総合ビジネス科、情報会計科の4科があり、ITパスポート試験、基本情報技術者試験の国家資格や、ビジネス文書実務検定、情報処理検定、簿記実務検定などの試験で多くの合格者を輩出している。
また商店とコラボした新しい商品を考案したり、イベントなどで生徒が商品を販売したりするOKASHOP部などの部活動もあり、校内だけでなく、校外においても地元の活性化に貢献している。