岡崎市はきょう25日から11月20日まで、地域にちなんだ図案を盛り込んだ「岡崎版図案入りナンバープレート」(ご当地ナンバープレート)のデザイン案の人気投票を行う。同市と幸田町在住・在勤・在学者が参加でき、得票数が最多の案を国土交通省へ提案する。同省の審査が終われば、来年10月ごろから交付される見通しという。(横田沙貴)

ご当地ナンバープレートの導入は、来年1月放送開始予定のNHK大河ドラマ「どうする家康」を契機としたPRの一環。今年6〜8月に両市町で行った、大河ドラマを契機にしたアンケート調査で、ご当地ナンバープレートの導入については「賛成」「どちらかと言えば賛成」が合わせて61%、「反対」「どちらかと言えば反対」が合わせて7%と賛同する声が多かった。

デザイン案は、NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」のロゴデザインやスズキ「ハスラー」、サントリー「特茶」の広告などを手掛け、今年度から市政アドバイザーも務めるアートディレクターの小杉幸一さんが作成した。デザイン作成委託料は110万円。

投票は、市ホームページ内のあいち電子申請・届出システムか、同市企画課(市役所東庁舎5階)や各支所で配布する投票用紙で行う。用紙は同課や各支所に持参するか、同課に郵送(〒444-8601、岡崎市十王町2-9)、ファクス(23-6229)、メール(kikaku@city.okazaki.lg.jp)で提出する。また、11月5、6日の岡崎城下家康公秋まつり、12、13日のおかざきクルまつり会場でも受け付ける。

詳しいデザイン案の説明は次の通り。

①案「HERE WE GO OKAZAKI」

徳川家康が身に着けた具足を並べて年代ごとの変遷を表現。家康生誕の地の地域が全ての起点となって歴史を紡ぎ、歴史と共に「みんな、ここから一緒に新しい未来へ歩んでいこう!」というメッセージが込められている。

②案「FOLLOW YOUR DREAMS.OKAZAKI」

父(松平広忠)と母(於大の方)、家康と38人の子どもたちをイメージした複数色の背景に過去・現在・未来がつながっている象徴として、初陣の家康の兜を重ねた。「未来に向かって夢を抱き、みんなで夢を叶えよう」とのメッセージが込められている。

③「It's OK! OKAZAKI」

楽しさや多様性を表現するため、さまざまな書体で岡崎市と幸田町を象徴するフレーズを示している。また、両市町の頭文字を撮って「OK!」というポジティブなメッセージが込められている。