今後の活用に期待
市内の公立中学校 電子黒板を導入
岡崎市の公立中学校全20校にこのほど、電子黒板計393台が導入され、2学期から授業で使われている。市内の全小中学生に配布されたタブレット端末と合わせた学習への利活用が期待される。(横田沙貴)
電子黒板は、タッチパネルのように操作が可能な大型のモニター付き装置で各校の普通教室に1台ずつ準備。板書だけでなく、写真や動画、生徒のタブレット端末の画面などを表示することができる。台座にキャスターが付いているため、移動も容易だ。
福岡中では22日、2年生の複数の授業で使用。理科では、肺の構造を表すイラストや、生徒による肺の構造の仮説などを画面に出して話し合いに活用した。社会科では九州地方の白地図に、生徒が調べた地理的特色や現地の産業などの情報をまとめるのに役立った。数学では図形の変形の様子を示す動画やグラフなどを表示した。
2組の笠井陸翔君は「図形やグラフが正確で見やすく、勉強が効率よく進む。発表や学校のお知らせなどにも使えそう」と高評価。理科担当の山本真梨子教諭は「図やグラフなどが色つきで写るため、私たちにも分かりやすい。子どもたちにもどんどん使ってもらいたい」と期待を寄せている。