新たな伝統構築へ
城北中 「龍神の舞」運動会で披露
岡崎市城北中学校の3年生が17日、岡崎公園内の龍城神社にまつわる竜神伝説をモチーフにしたダンス「城北に宿る龍神の舞―新たな時代に向けて」を大運動会で披露した。139人は、躍動感ある舞で竜になりきった。(酒井希実)
大太鼓の合図で颯爽と入場した生徒は、真剣な表情で演技。昇り竜を想起させる振り付けで、力強く手を突き出したり、高く跳んだりした。最後のポーズが決まると、観客から拍手が起きた。
同校創立60周年を記念して昨年始まった「城北に宿る龍神の舞」。今年は昨年の振り付けを基に、クラスごとの演技が追加された。各クラス4〜8人のダンスリーダーを中心に、生徒は2学期から毎日練習してきたという。白い竜が背中に大きく描かれた法被は、ダンスリーダーの意見も反映された新デザインになっている。
ダンスリーダーを務めた永井志帆乃さん(14)と村田健将君(14)は「今までで1番良かった。厳しいことを言ったこともあったけれど、みんな一生懸命練習してくれて良い仲間」と笑顔を見せた。
ダンスと法被は今後、同校の伝統として後輩に受け継いでいくという。