老人福祉法で制定されている「老人の日」(9月15日)に合わせて岡崎市は16日、中根康浩市長が今年末で99歳以上になる市民を訪ねた。

同市真伝町の有料老人ホーム「ポッジョ・デル・アルジェント」を訪れた中根市長は、市内の男性最高齢で104歳の河上通夫(みちお)さんら入居者5人と面会し、祝い金品を手渡した。通夫さんの妻すみさんには、99歳となったことを祝福する総理大臣の祝い状も伝達した。通夫さんは「感謝感激。今後もほかの方に感謝して、前に進みたい」と、1人で車椅子から立ち上がって中根市長に謝意を述べた。

市は15〜21日に今年末で87歳以上の市民に戸別訪問し、祝い金品を贈る。8月31日時点での対象者見込み数は1882人(男性696人、女性1186人)。また、99歳が110人(男性9人、女性101人)、100歳以上は195人(男性22人、女性173人)。市内の最高齢は1915(大正4)年生まれの石川ふささんの106歳。

市長の高齢者訪問は3年ぶり。この日は、美合町の高年者センター岡崎内の養護老人ホームも訪問した。(横田沙貴)