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東海愛知新聞

来季のツアー参戦へ

岡崎出身の服部さん ゴルフのプロテスト合格

岐阜県関市の中部学院大学4年の服部雅也さん(21)=岡崎市出身=がこのほど、PGA(日本プロゴルフ協会)資格認定プロテストに合格した。年内に行われる新人戦やセミナーを経て、PGAトーナメントプレーヤー会員に登録されれば、来季(年明け)からトーナメントツアーに参戦できる。(竹内雅紀)

祖父がゴルフ場を経営する服部さんは8歳でゴルフを始めた。小学2年で岡崎ジュニアゴルファー育英会のジュニアスクールに入会し、技術だけでなく精神面の指導も受けた。中学時代は葵カントリークラブ(幸田町大草)で毎週のように大人たちとラウンドし、実力をつけていった。高校はゴルフ部のある岡崎城西に進学し主将を務め、国体(国民体育大会)にも出場。大学はゴルフの強豪・中部学院大学に進み、今回プロテスト初挑戦で見事に合格した。ドライバーが得意で平均飛距離は310ヤード、ベストスコアは61。

16歳以上であれば受験できるプロテストは、書類審査後にプレ予選、1次、2次、最終の4段階の実技テストがある。131人が臨んだ最終プロテスト(8月30日〜9月2日、北海道・登別カントリー倶楽部、パー71)では4日間で72ホールの予定だったが、2日目の雨と3日目の霧の影響で54ホールに短縮された。初日は1オーバーの72、2、3日目の計18ホールは3アンダーの68、最終日は4アンダーの67でホールアウト。トータル6アンダー、全体の2位で合格した(合格者は上位51人)。

本紙の取材に服部さんは「初日と、2日目前半の9ホールはショットの調子が悪く、考えるゴルフが続いた。2日目の10番ホールで降雨によるサスペンデッド(一時中断)になり、その後の打球練習で自分のスイングを修正できた。その結果、前日の続きの10番ホールからは自信を持ち、セカンドショットが打てるようになった。最終日は風が強く、ピン位置が厳しい中だったが、パターが決まってくれて67で終えることができた。プロテストを意識しすぎた変な緊張感もなく、いつも通りの試合と同じように臨めた点が良かった」と振り返った。

今後の目標を「プロテスト合格という目標は達成できたので、10月末から始まるQT(ツアー出場権の優先順位を決める大会)で結果を残し、来季ツアーに出場したい」と語った。

服部さんを高校時代まで指導した中村彰男(てるお)プロ(70)は教え子の快挙について「素直にうれしい。世界で戦えるポテンシャルはあるので、精神面をもっと鍛えほしい」とエールを送った。

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