3人組男性フォークグループ「GARO」の元メンバーで岡崎市出身の大野真澄さん(72)らがプロデュースするコンサート「ミュージックカンファレンスOKAZAKI Vol.6」が10月30日午後4時から、同市民会館あおいホールで開かれる。6回目の今回は大野さんと、大野さんよりも若い世代の歌手やグループとのコラボが実現。世代を超えた歌声の“化学反応”が楽しめそうだ。(犬塚誠)

出演は大野さんのほか、R&B系シンガーZOOCOさんや7月に「Jazzの街岡崎アンバサダー」に就任したジャズシンガー今岡友美さん(共に同市出身)。さらに、ZOOCOさんと同じ事務所で「永遠に」などのヒット曲でも知られる男性5人組アカペラコーラスグループ「ゴスペラーズ」も参加する。今岡さんとゴスペラーズは初出演となる。

当日は、今年発売か50周年を迎えたGAROの名曲「学生街の喫茶店」を大野さんが熱唱するほか、各出演者の単独ステージやコラボ企画で約20曲が披露される予定。

同市蓬莱町の左官店で生まれ育った大野さん。18歳で上京し、ヒット歌手となってからも年に2、3回は古里岡崎に帰省しているという。近年の岡崎については「変わっちゃった」と一言。小学4年から高校3年まで新聞配達のために自転車で走り回った街並みは失われたが、「三河弁や三河人の優しくて、おせっかいなところはそのまま」と笑みをこぼす。

同コンサートは2016(平成28)年、大野さんが市民栄誉賞に選ばれたことをきっかけに、「恩返しをしたい」との熱意から17年にスタート。今回は当初予定していた2月から2度の延期を経ての開催で、大野さんも気合十分だ。

「毎回そうだが、きっちりした部分とゆったり楽しんでもらえる部分とのめりはりを付けられたらと考えている。終わった時に『あれ、もう終わっちゃうの』と思ってもらえるようなコンサートにしたい」

チケットはS席7000円、A席6500円で全席指定。9月3日午前10時〜同月4日午後11時59分に、チケットぴあホームページでインターネット限定特別先行受付を行う。1人4枚まで。

問い合わせは、サンデーフォークプロモーション(052―320―9100)へ。