平飼いの岡崎おうはん
太田商店 11日に「グランド」発売
岡崎市福岡町の太田商店(原祥雅社長)は11日、平飼い(地面に放して鶏が自由に歩き回ることができる状態での飼育)した純国産地鶏「岡崎おうはん」の卵を発売する。
商品名は「平飼いプレミアムランニングエッグ グランド」。平飼いだと鶏が自由に動き回れるため、運動量が増えてストレスが軽減され、“健康的な”卵を産めるという。また、通常のランニングエッグと配合の異なる餌を与えている。
同社によると、近年は平飼い卵に消費者の注目が集まっており、平飼い卵を求める複数の問い合わせが寄せられていたという。食肉用の岡崎おうはんの平飼いは行っているが、採卵用は初の試み。同市安戸町内に専用の農場を準備し、現在は約500羽を飼育している。1日当たりの出荷量は30〜50パック程度で、今後は出荷量増加に向けて飼育数を増やすという。
原社長は「グランドは卵黄が大きく、コクがあり、非常に甘味がある。他の卵と食べ比べてみてほしい」とPRしている。
6個入りで540円。福岡町の同社直売所「らんPark」と同社オンラインショップで販売する。問い合わせは、同社(51―9703)へ。(横田沙貴)