“苦難”乗り越えた味 観光ブドウ園きょうオープン
岡崎市駒立地区の観光ブドウ園農家7戸で組織する「岡崎駒立ぶどう狩り組合」(鈴木宏誠組合長)の開園式が29日、同市駒立町のマル京果園で開かれた。きょう30日から10月10日ごろまで各園でブドウ狩りを楽しめる。 (竹内雅紀)
鈴木組合長は「春先は順調だったが、6月下旬の猛暑と数日前の豪雨でかなりの数が駄目になった。今、実っているのはそうした苦難を乗り越えたブドウたち。多くの方においしいと言ってもらえるよう頑張りたい」とあいさつした。神事やブドウサイダーでの乾杯があり、近所の子どもたちが一足早くブドウ狩りを楽しんだ。
鈴木組合長によると、7戸が約10ヘクタールでブドウを栽培。猛暑時には遮光するなどして園内の気温の上昇を抑え、大切に育ててきた。その成果か、大きさや色づき、甘さは「良好」と太鼓判を押す。8月はデラウェア、同月20日以降は巨峰がピークを迎える。「昨年は書き入れ時の9月が緊急事態宣言期間で大打撃だった。新型コロナウイルス感染拡大第7波も気になるが、何とか乗り越えたい」
開園時間は午前9時30分〜午後4時。問い合わせは、同組合(45―5151)へ。