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東海愛知新聞

可燃ごみ減量へ

西尾市 全世帯に雑がみ分別袋 広報紙と一緒に配布

西尾市は8月号の広報紙と合わせて、「雑がみ分別袋」を市内の全6万7014世帯(6月1日現在)に無料配布する。

袋は紙製で横30センチ、縦45センチ、奥行き21センチ。使用済みのティッシュペーパーなどの汚れた紙と紙おむつ以外であれば、紙製容器包装のほか、金具が付いたカレンダー、感熱紙、裏がアルミの紙パックといった「難再生古紙」も1袋にまとめて資源ステーションで捨てられる。

市ごみ減量課によると、同市では2020年7月から回収する「雑がみ」の範囲を拡充し、難再生古紙も集められるようにした。しかし、市クリーンセンターに持ち込まれる燃えるごみの成分調査を行ったところ、紙類が約40%含まれていることが判明。難再生古紙も雑がみとしてごみ出しできることを改めて周知するとともに、「ギリギリのところ」という同センターの可燃ごみの量が許容範囲を超えることを防ぐために袋の配布を決めた。

なお、約40%の紙類のうち、3%を雑がみに分別することで、年間2000万円ほどの処理費の削減につながるという。集められた難再生古紙は、トイレットペーパーなどに再生される。

配布は1回のみで、以後は紙袋や中身の見える透明なビニール袋に入れれば同様に捨てられる。諸事情により広報紙が届かない場合は、同センター内の同課で袋を受け取ることができる。

問い合わせは同課(0563―34―8113)へ。(犬塚誠)

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