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東海愛知新聞

昨年9月から被害

桑谷展望園地 防犯カメラなど破損

岡崎市は4日、市が「自然ふれあい地区」に指定する山綱町の桑谷展望園地内の防犯カメラ1台と注意看板1枚が壊される被害に遭ったと発表した。市は同日中に岡崎署へ被害届を提出した。

市環境政策課によると、高さ約2メートルの同園地駐車場トイレ屋根に設置されている防犯カメラのアンテナが折られ、車道のガードパイプに取り付けられた看板は留め具が壊され、ひっくり返されていた。被害額は算定中。4日午前8時30分ごろ、市民からの通報で発覚した。

また、被害届は出していないが、注意看板が反転させられ、高さ4メートルの場所に設置されたダミーカメラが壊され、たばこの吸い殻などの大量のごみが捨てられていたという。

同園地では絶滅の恐れがある市内の生物を紹介する「レッドデータブックおかざき」に記載されているサシバやハチグマなどの野鳥を市民が観察できることから、今年4月に市民が自然と触れ合える地域として同地区の指定を受けた。だが、市が把握する限りで昨年9月下旬から今年5月下旬までの間にごみの投棄やバーベキューや花火が行われたというような被害が4件確認されている。

同課の担当者は「野鳥が飛来する貴重なエリアで、それを楽しんでくれている人もいるのに悔しい」と吐露する。その上で、自然環境の維持・保護のために同地区内でのバーベキューや花火といった火気の使用とごみの不法投棄の厳禁を呼び掛けている。(横田沙貴)

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