テーマは「平和外交」
10月15日に家康公検定 岡崎、静岡、浜松などで実施
徳川家康に関する問題が出題されるご当地検定「家康公検定2022」(德川記念財団、徳川家康公に学ぶ会主催)が10月15日、岡崎、静岡、浜松の3商工会議所と岡崎信用金庫本店(岡崎市菅生町)、同信金名古屋支店(名古屋市中区)で行われる。7月1日から8月12日まで受験申し込みを受け付ける。(横田沙貴)
2010(平成22)年に始まり、通算11回目。前回は20年に行われる予定だったが新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期し21年5月に実施した。今回は開催時期を例年と同じく10月中旬にした。来年のNHK大河ドラマ「どうする家康」の放送開始を控え、家康ゆかりの岡崎、静岡、浜松の商工会議所が連携して会場を設ける。
今回のテーマは「家康公の平和外交―世界との出会い、日本の大航海時代」。家康が生まれた翌年の1543(天文11)年に鉄砲が、44年にはキリスト教が伝来するなど、諸外国との関係が激動する時代を生きており、関ヶ原の戦い後は朱印船交易を通じた海外とのつながりを多く持っていた。徳川家康公に学ぶ会事務局は「鎖国のイメージがある家康公だが、検定を通じて積極的に平和外交を行ったことを知ってもらいたい」としている。
試験時間は午前10時30分〜12時30分のうち90分間。四者択一式の100問を解答。100点満点中70点以上で合格となる。受験年齢に制限はないが、小学校高学年以上の受験を想定した問題になっている。
受験料は小中学生1000円、高校生以上2000円。8月下旬ごろに受験票と副読本を送付し、受験者には記念品、合格者には合格証を授与する。さらに、満点獲得や最年長・最年少での合格などの成績優秀者には、德川記念財団から表彰される。11月27日に表彰式が行われる予定。
申し込みは、専用申込用紙に記入して郵送(〒444―8602、岡崎市菅生町元菅41、岡崎信用金庫地域振興部内、一般社団法人徳川家康公に学ぶ会)かファクス(25―2861)で送付。受験料は後日金融機関で払う。また、同検定ホームページでも受け付けており、インターネットを使う場合はクレジットカード払いもできる。問い合わせは、同事務局(25―7213)へ。