業務改善や効率化
岡崎市 デジタルリーダーを育成
岡崎市はデジタル技術を活用した行政サービスの改善や業務効率化などを進めるための取り組みとして、市職員から選出した「デジタルリーダー」の育成を行っている。その第一歩として15日、同市役所分館でキックオフセミナーを行った。(横田沙貴)
各部署で業務内容の全体を把握する中堅職員63人をデジタルリーダーとして育成。ICT(情報通信技術)をはじめとした先端技術を学び、その知識や先端技術を改善にどうつなげられるかを考えていく。
キックオフセミナーでは夏目範夫CDO(最高デジタル責任者)補佐官が、デジタル化に関する国内の動向や政府の方針、国内外の先進事例などを紹介。その上で「デジタルリーダーにシステムエンジニアの能力は必要ないが、業務にICTがどう使えるかを知ることが重要」と強調した。
デジタルリーダーの育成は、市のDX(デジタルトランスフォーメーション。ICTの浸透により人々の生活のあらゆる場面がより良い方向に変化するとされる考え方)と行政デジタル化の方針を示した「おかざきDXビジョン」(3月策定)に基づいて行われている。