子どもたちに夢を
岡崎の団体が市に140冊寄贈
イリュージョニストの半生を記した書籍
岡崎市内で子どもの育成に関する活動を行う団体「夢創造プロジェクト」(市川直樹代表)は13日、世界で活躍するイリュージョニストHARA(本名・原大樹)さんの半生をもとにした書籍『マジックに出会ってぼくは生まれた―野生のマジシャンHARA物語』(著・涌井学)140冊(20万円相当)を同市に寄贈した。寄贈書籍は市内の全公立小中学校67校に2冊ずつ配られる。
同団体は2011(平成23)年2月から市内の子どもたち向けに著名人の講演や公演を企画し、子どもたちが著名人の人生観や経験に触れて将来について考えるきっかけをつくる取り組みを行っている。新型コロナウイルス禍で講演などを開催できていないが「子どもたちに夢を与えたい」と今回の寄贈を計画した。HARAさんは15年と17年に来岡し、竜美丘会館でショーを開催。15年のショーは日本での初舞台だったとして、岡崎は思い出深い土地だという。その岡崎の子どもたちのためにと、寄贈書籍全てにHARAさんが直筆サインを書き入れた。
市川代表は「マジックという1つの分野を通してHARAさんの人生観を見てほしい」と児童生徒にメッセージを送った。(横田沙貴)