サッカー通じ成長を
岡崎 元Jリーガー2人がスクールを開校
サッカーの元Jリーガー2人が岡崎市内で小学生対象のスクール「フルオール」を開いている。プロの技術のほかにチームを盛り上げるコミュニケーションの大切さを教え、「将来のJリーガーを育てよう」と奮闘している。(大津一夫)
三重県松阪市出身の船谷圭祐さん(36)と徳島市出身の平井将生さん(34)は、共に小学1年でサッカーを始めた。船谷さんはジュビロ磐田時代に中盤のミッドフィルダー(MF)として活躍、平井さんはガンバ大阪で攻撃主体のフォワード(FW)だった。2人は3年前にJFL(日本フットボールリーグ)に所属するFCマルヤス岡崎に移籍。昨年末で退団したが、以前から「サッカースクールを開いて、自分たちの経験を子どもたちに伝えよう」と話し合ってきた。
今年2月、岡崎市大平町でコートを借り、念願のスクールを“開校”した。園児から小学6年まで女子1人を含む15人が生徒に。岡崎市内が中心だが、安城市や幸田町から通う子どももいる。スクール名の「フルオール」はラテン語で「楽しい」という意味だ。
練習は
- 諦めない
- 100%の力を出す
- コーチの目を見て話を聞く
―の3つが基本。最初に遊びを取り入れた運動で体をほぐし、パスやドリブル、シュートなどの技術を磨く。「サッカーはチームプレー。チームが勝つには何が必要か、状況判断も大事」と2人は口をそろえ、「サッカーを通じて人間的にも成長してほしい」と願っている。
練習日は毎週月、水、木曜の夕方から。現在の練習場はレンタルだが「将来は自由に使える自分たちのコートが欲しい。そのためには資金が必要」と支援企業(スポンサー)などを募集している。
問い合わせは、同スクール(070―8900―7016)へ。