DX、脱炭素など推進
岡崎市定期人事異動 積極的な女性登用も
岡崎市は16日、4月1日付の定期人事異動を発表した。部長級11人の退職(3月31日付)に対し、社会文化部長ら11人が昇任した。(横田沙貴)
異動規模は、前年度より148人少ない823人。新型コロナウイルス感染拡大防止対策などの市民の安全安心を守りつつ、DX(デジタルトランスフォーメーション)や脱炭素化、NHK大河ドラマ「どうする家康」を契機にした岡崎の魅力発信などを推進するための人員配置を行う。DXや脱炭素化には同市では初となる外部(民間)人材を登用し、専門的知見を補う。
異動の内訳(医療職を除く)は一般職員488人、保育職127人、消防職208人。部長職を除く一般職の昇任者は次長級13人、課長級20人、担当課長級3人、主幹級20人。全体の職員数は前年度比2人増の3912人になる見込み。
前年に引き続き、女性職員の登用を積極的に行う。一般職員の昇任者のうち、次長級3人、課長級4人、主幹級7人の計14人が女性。副主幹級以上の女性管理職の割合は28.9%(前年度比1.2ポイント増)となる。
さらに、専門的知識や技術習得のため、デジタル庁に職員1人を2年間、環境省に1人を1年間派遣する。
また、総合政策、経済振興、土木建築の3部に、主要課題を専門的に対処するため、部長級を経験した再任用職員を副主幹級管理職の「専門監」に任命する。保育職以外で専門監を置くのは初めて。