岡崎市観光協会は「岡崎の桜まつり」が始まる24日から「さくらピンバッジ令和4年バージョン」を1万個限定で販売する。バッジは「岡崎の春」「岡崎の桜」「若き家康公」の3つをテーマにしたポップな絵柄になっている。なくなり次第終了。(横田沙貴)

絵柄は桜色に染まった岡崎城を中心に据え、左側には、金陀美具足(きんだみぐそく)を身にまとった若き日の徳川家康が握りこぶしを突き上げて勝ちどきを上げている姿が描かれている。色を変えても岡崎城だと分かるよう屋根の上のしゃちほこや窓の形状などを工夫。背景には放射線状に広がった薄い桜色と水色の模様で桜色の岡崎城を際立たせているという。

同協会は昨年からさくらピンバッジの販売を行っており、前回は桜まつりに合わせたバッジが発売翌日に売り切れたことを受けて販売個数を2倍にした。

昨年3月に愛知産業大学(岡町)と結んだ産学連携包括協定に基づいてバッジの絵柄デザインを同大の学生に依頼。考案者の同大造形学部デザイン学科4年の紋谷涼音さん(22)は昨年11月から1カ月ほどでアイデアをまとめた。「桜色の岡崎城を際立たせる色選びや造形を考えるのが大変だった。バッジを見て温かな気持ちになってもらえたらうれしい」と感想を述べている。

1個200円。1人10個まで購入可。同協会事務局がある康生通東2の籠田と、名鉄東岡崎、JR岡崎の両駅内にある観光案内所計3カ所、岡崎公園内の観光みやげ店「おかざき屋」、藤川町の道の駅「藤川宿」、奥殿町の観光施設「奥殿陣屋」で販売する。また、初日(24日)は午前8時30分〜10時に籠田公園内の特設テントでも売り出す。

問い合わせは、同協会(64―1637)へ。