岡崎市は2月28日、5〜11歳の新型コロナウイルスワクチン接種を3月19日から、公共施設などでの集団接種で行うと発表した。5日から接種券を順次発送する。なお、感染時に重症化リスクが高い家族がいる子どもを対象にした先行接種を5、26日(1、2回目)に市民病院で行う。(横田沙貴)

対象は2010(平成22)年4月2日から17年9月1日までに生まれた約2万7000人。米ファイザー社製の5〜11歳用のワクチンを接種するため、1回目の3週間後に2回目を打つ。成人用のワクチンと成分が異なるため、2回目までに12歳になっても子ども用ワクチンを接種する。

接種会場は三菱自動車工業岡崎製作所体育館(橋目町)、4月以降は総合学習センターと図書館交流プラザ(りぶら)も加えた計3カ所に開設予定。原則医療機関での個別接種は行わない。2回目の予約時間は原則1回目と同じ時間になる。会場には保護者が同伴する。

接種券は3月9日に10、11歳、14日に7〜9歳、28日に、9月1日までに5歳になる4〜6歳に送付する。接種券が到着次第予約できる。

市の集団接種会場での接種予約は市の予約専用ウェブサイト、同市コールセンター(0570―049―900)で。

市民病院での先行接種については、きょう1日からあいち電子申請・届出システムで予約できる。予約時の日時指定はできず、1回目は5日の午後1〜4時の間、2回目は26日の1回目と同じ時間帯になる。

また、愛知県の大規模集団接種会場の予約や岡崎市外の医療機関での接種のため、接種券の早期発送を希望する場合は、同コールセンターかあいち電子申請・届出システムへ。県の大規模集団接種会場である愛知医科大学メディカルセンター(仁木町)は5日から、藤田医科大学岡崎医療センター(針崎町)は7日から5〜11歳へのワクチン接種に対応する。

さらに、きょう1日から子どもへのワクチン接種に関する相談を受け付ける「岡崎市新型コロナワクチン子どもコールセンター」(64―1310)を開設する。受付時間は毎日午前9時〜午後6時。