康生の情報を集約
まちづくり岡崎 スマホ用ウェブサイト開設
岡崎市康生通東1の都市再生推進法人「まちづくり岡崎」が、同市康生エリアの情報を集約したスマートフォン用ウェブサイト「まちのトピックバンク ぽけろーかる」を開設した。歴史やグルメ、撮影スポットといったエリアの魅力を発信し、地域活性化、来訪者の周遊促進能力強化などを目指す。(横田沙貴)
同サイトは、まち(ローカル)の情報をスマホに入れて持ち歩くことができるという意味で命名。エリア内の店舗や公園、観光スポットなど約500カ所を紹介しており、種類別に検索できる。サイト加盟の46店は、店舗が直接情報を更新しており、詳しい店舗情報を確認できる。
スマホに内蔵されている位置情報機能を使えば、現在地から目的地の店舗や観光スポットなどへのルート検索もできる。
さらに、同サイトの公認ライター約20人が執筆した記事も掲載。特定の分野に詳しい書き手がそろい、多彩なまちでの楽しみ方を提案している。
同社は康生エリアで季刊発行のフリーペーパー「corin(こりん)」を発行してまちの情報を紹介しているが、掲載スペースや発行時期などに制約があり、情報を集約したウェブサイト開設を検討していた。その中でコロナ禍により同エリアの店舗利用者が減少。商店街への回遊促進や地域経済活性化などにもつなげようと約1年間準備してきた。
また、同エリアは市のQURUWA戦略(乙川リバーフロント地区公民連携まちづくり基本計画)で盛り上がりを見せるが、さまざまな事業を行う団体がそれぞれ情報発信する傾向にあり、同サイトをまちの情報を集約する存在になるよう、さまざまな団体や市などとも協力し合う。
同社は4月発行予定のこりんを刷新し、同サイトとの連携強化を図る。同社の長谷川伸介さん(46)は「corinで蓄積したまちの話題をぽけろーかるで持ち出して、まち歩きをナビゲートする存在として活用してほしい」と呼び掛けている。