河野君(小豆坂小3年)文科大臣賞
アイデア貯金箱コンクール
岡崎市小豆坂小学校3年の河野朝飛君が、小学生を対象にした日本最大級の規模の工作系コンクール「第46回ゆうちょアイデア貯金箱コンクール」で各学年1人ずつしか選ばれない最高位の「文部科学大臣賞」を受賞した。河野君の作品は28日から来年2月20日まで、東京、京都、愛知などの6都府県で巡回展示される。(横田沙貴)
同コンクールは9837校から58万471人が応募。造形の美しさや技術力、子どもならではの視点が分かるアイデアなどが審査され、240点が入賞した。
河野君の作品は「かまどでごはんがたけたよ貯金箱」。かまど型の貯金箱で、たき口部分の蓋を閉めると上部の蓋がひっくり返って炊きたての白米が現れる。上部の蓋の溝に硬貨を入れておくことで、本体に貯金される仕組みだ。
同コンクールの参加は2回目。西尾市佐久島で自然体験ができる「根っこ塾」に参加したときに、かまどで炊いた白米のおいしさに感動して発案。蓋をきれいにひっくり返すのに材料を変えて試行したという。
審査では、かまどをモチーフにしたユニークさや細やかな造形などが好評だったという。河野君は「とてもうれしい。来年も挑戦したい」と意気込んでいる。